熊本〜大分取材速報

日本全国47都道府県のなかで最後まで取材できていなかった熊本をこの連休に訪れてみました。詳細はフィルムの現像を待ち、ニカ家のページで紹介させていただきますが、まずは忘れないうちに旅程や気になった食事どころなどをアップしておきます。
まずは熊本空港着が10時過ぎ。今回のレンタカーはトヨタでしたので、新型ビッツ。まだ4000kmしか走っていない。例によってJTBのツアーを申しこんだので、トヨレンにしたが、あとで考えればジャパレンを選べばよかった。トヨレンもガソリンの満タン返しが不要と考えていたら、返却場所が違う(乗り捨て)場合は満タン返ししなければならなかったのである。
そんなこんなで、まずは高速にのり、菊水ICへ。「ひとりあるき九州」に載っていた石貫の横穴群という遺跡がおもしろそうだったので、当初予定していた「ウルトラマンランド」を変更し、玉名方面に向かう。のんびりとした山間部を抜け、少し迷ったが到着。横穴はふんふん、こんなものね、と取材し、周辺の案内看板を観て、大発見!石貫の仁王像さんが大変なことになっているではないか!
そちらに向かう前に昼飯にしよう、ということでうどん屋さんを発見したので、そちらで昼食。その名も無岐乃古(むぎのこ)さん。食べログでヒットしなかったので、紹介されているウェブをリンクしておきます。最近開店したお店らしく、中はきれいでした。熊本のうどんはどんなものか?ということで、ニカ家としては無岐乃古セットとかき揚げ丼セットを注文。
無岐乃古なかなかよかったですね。観光客はほとんどいなく、地元の人対象で、とてもリーズナブルな価格設定。低価格に抑えているためなのか、店員が少ないのが少し×。だがそれ以外はとても感じの良いお店でした。熊本で天玉といえば、ゆで卵の天ぷらのことを指すのですね。

次は問題の仁王像。結構わかりにくいところにあります。まずは神社の境内に向かう階段をテケテケ登る。その後、左手に下る道があるので、そこから最初の鳥居に向かう坂道の途中にそれはある。この地区の子供たちの健やかな成長を祈って作られたわりには、なんだかなぁ〜。笑いの取れる仁王像ってのも珍しいですね。
結局、本来のウルトラマンランドはあきらめて、熊本市街へ。天気も悪くなってきたので、早めに予定のホテルにチェックインしました。
熊本市街では、子飼(こかい)レトロ商店街と、熊本城を観てこようと思っていたので、まずは商店街取材へ。ホテルキャッスルから歩くこと15分。こちらもけっこうわかりづらいところにあるので、地図をチェックしながら地元のひとに聞きながらやっと到着。すでにぱらぱら雨が降り出した。うわさの通行止めハンガー掛けに自転車は降りて!の表示が楽しい。さすがレトロ商店街と自分でいってしまうだけに、昭和の雰囲気たっぷりのお店が左右にずらり。半分くらいまで来たところで、雨がひどくなり、雷まで鳴り出したのでそこにあったスーパーサンリブさんで雨宿り。地元のスーパーを探索するのも取材の醍醐味の一つ。店内をウロウロし、も「もろみ」系の食べ物がずらりと並んだコーナーを発見。熊本県民の食卓には欠かせないものなのであろう。結局雨が強くなったままであったため、ざっと商店街のエンドまで見学した後はタクシーでホテルまで。
熊本城を見学したあと一度ホテルにもどり、夕食の場所を検索。アーケードの繁華街をぶらつき、結局銀座通りまで歩き、「第二えびす丸」さんに入る。地元三点盛り(芥子レンコン、馬刺、山菜なんだっけ?)や刺し盛り、車エビとキビナゴなどを熊本の清酒れいざんで流しこみました。なんだか懐かしい雰囲気で楽しい居酒屋さんでした。七輪の炭の火はもっと強火でね・・。

食べログでヒットしなかったので、ぐるナビをリンクします。

締めはもちろん熊本ラーメン。えびす丸さんの近くに有名な「味千」さんがあったので、そこに突撃。本当はJTBのツアー特典としていただいたサービス券が使える店だったので寄らせてもらったというのが本音。熊本ラーメンは初めてだったが、博多より臭みがなく、つるっといただけてしまった。味千って、香港にも進出している有名なチェーン店なんですね。これも初めて知った。

たべログにあるのに検索でヒットせず?


朝食はホテルの1Fレストラン。アメリカンブレックファストでとても食べ過ぎ状態。まだ雨もやんで居なかったが、そそくさと出発の準備をし、二日目の第一チェックポイントである弓削神社へ。ナビにも現れず、地図にも正確な場所がなかったが、だいたいこの辺、ということでビッツを走らせる。すると変電所の手前に石鳥居発見。変電所のフェンスに沿って進むとありました、チ○コ神社。立派な銀杏並木と立派な御神体を拝ませてもらい、次の宝来宝来神社へ。また天気が悪くなり、阿蘇の山並みが見渡せないどころか、霧の中で前車のテールランプの確認もおぼつかない。宝来宝来神社もこれまた正確な位置がわからなかったが、何とか到着できた。ここは一級の珍スポですね。取材記をお楽しみに・・。

その後小国町に向かう。当初阿蘇の東側をぐるっと回るルートを予定していたが、なぜか道を間違え火山博物館のある山並みルートへ。ビッツはそこそこ走るが、やはり山間路ではパワーが足りない。が、霧の中の一見路ではこのくらいが妥当でしょう。ということで阿蘇草千里のドライブイン(草千里グリーンパーク)に入る。そこで天草観光ペナント発見!なんと土産物屋の壁に貼ってあるですね。さらに熊本入りしてからずっと気になっていた「いきなり団子」も食べてみた。おなじ土産物屋の一画でおばあちゃんが蒸し立てを進めてくれたので、迷わず購入。食べてみると、基本小麦粉の皮で包まれたサツマイモまんじゅうであった。なるほどとてもシンプルで、「いきなり」できるからいきなり団子とネーミングされたのがよくわかる。作り方がシンプルなので、素材の善し悪しで美味しさが決まってしまうだよね〜というおばあちゃんの言葉に納得の食べ物であった。

草千里レストハウスリンク

火山博物館も時間があれば取材したのだが、内部が全面撮影禁止であること、および入り口から観た感じではとても小綺麗で「珍」のかほりがしなかったことから入場を見合わせたのであった。

ドライブインを出発する頃になって、天気予報通り晴れとなった。阿蘇の風景を楽しみながら小国町へ向かう。坂本善三画伯の美術館がその目的である。全く珍スポではないが、抽象画を古民家でしかも総畳張りの美術館は別な意味で珍であると考えたため、というか、すこしは取材だけでなく文化芸術も楽しみたいとの意見があったからですね。絵画としてはやっぱり抽象はわかんね〜、ってことになりましたが、やはり日本家屋の落ち着きは捨てがたいな〜と、別なところに感動しました。

その後、湯布院まで直行し、旅館でまたり〜、としました。

翌日は、特に取材目標を決めていなかったので、湯布院観光となり、まずは83歳から水彩画を始め、かなりの大作を残した故東勝吉画伯の展示室へ。これがまたものすごい畑の中にあり、到着まで少し苦労してしまった。入館料が無料であるのはうれしい。病院の待合室みたいな殺風景な部屋の壁全体に東画伯の絵が並べてあるのだが、湯布院のアンリ・ルソーと評されるのも納得のタッチと構図。実際に使っていたパレットや机などもあり、湯布院に行った際は是非訪れてみたい場所ですね。

その後「岩下コレクション」「二輪博物館」と取材し、お昼は「不生庵Murata」という蕎麦屋さん。更科と盛りそばを注文。なかなかうまかったですね。


湯布院は骨董屋ほ宝庫でもあるらしく、岩下コレクションの近くに密集する骨董屋をニカ家のウシが丹念にチェックし、豆皿を3枚ゲットしたようである。大渋滞の金鱗湖周辺をやっとの思いで通り抜け、高速で大分空港へ。レンタカー返却時間に間に合い、空港で最後の土産物を調達後、それらを宅急便で送ってから、最後の晩飯。空港3Fのレストラン「スカイライン」さんで、ほろ酔いセット、松花堂弁当に銀座のすずめなどをいただき、帰路についたのであった。ふう〜、一通り記録ましたね。終了です。