珍スポ関連の古典的名著「珍日本紀行」

文庫版の出版が2000年(平成12年)、それに先立つコーヒーテーブル版が1996年(平成8年)、そして実際に都築響一氏が週刊SPA!誌上での連載が1993年(平成5年)〜1998年(平成10年)なので、情報としては大分古くなってしまった。
しかし日本の「珍スポ」を語る上で絶対に外せない歴史的な書籍であることは未だに変わらない。Roadside Americaの焼き直しに過ぎない、という的外れな意見も一部にはあるようだが、バブルが終わった時期に昭和の観光地を総括するという意味は非常に大きかった。
アサヒカメラのブックレビュー欄でこの本を見つけ、横浜そごうに買いに走ったのを昨日の様に想いだした。それ以来、十数年にわたり日本全国を巡り、都築フォロワーとして日本をみて回ってきた。
ということで、現在新品として手に入る文庫版からまずは下記に示す。

 

日本の秘境を知るにはやはり両方ともそろえたい。また、すこしマニアックだが、やはり最初に出た大判も是非手に入れよう。すでに書店からは消えてしまったが、中古では流通している。1996年のハードカバー版と2001年のソフトカバー版があるので、どうせならハードカバーが雰囲気があってよろしい。通販でハードカバー版購入の際は確かめた方がよい。

きちんと確かめたわけではないが、大判と文庫版は全く同じ物ではなかったはず。まずは基本中の基本の書籍から・・・。