マリス博士の奇想天外な人生

最近あまり本を読んでいない。久しぶりに読んだのがこれ。

マリス博士の奇想天外な人生

マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)

マリス博士の奇想天外な人生 (ハヤカワ文庫 NF)

今では分子生物学を専門に学んだ人以外でも知っている人の多いPCR。Polymerase Chain Reactionの略であり、DNAの特定の部分のみを大量に増幅させることができる技術である。バイオの分野でこのPCRを使ったことがない人は恐らくいないのではないか。そのPCRを発明したマリス博士自身が著した伝記的な読み物である。これをあの福岡先生が和訳しているところも見逃せない。

とても通常のノーベル賞受賞者とは思えない特異な行動の数々が記されている。なかでもHIVがAIDSの原因ウイルスという証拠はどこにも無い、という記載である。1998年に出版され、日本語で文庫化されたのが2004年。現在でも、その証拠は提示されていないのであろうか?世論とは誠に恐ろしいものである。

福岡先生の著書もとても面白いのでおすすめです。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

なんちゃってSE/30のその後・・

音楽サーバーとして活用しているなんちゃってSE/30の調子があまり良くない。これはマックSE/30の筐体にMac MiniTVS社製9インチ白黒モニターを押し込み、500GのUSB外付けハードディスクまで内蔵させたものである。

iTune でCDをどんどん飲み込ませているのだが、データ保存先をUSB接続の外付けHDに指定しているためか、しょっちゅうハングアップする。吐き出されたCDがかなり熱くなっているのでSE/30の筐体に押し込んだことによる放熱に問題ありか?そもそも、Mac Miniはあんなに小さなお弁当箱の中にDVDドライブまで入っているので、もともと熱が籠もりやすいのだろう。特に駆動部の発熱が大きいディスクドライブを多様するのは良くないのかもしれない。ということで、一気にCDをリッピングするのはあきらめ、ちまちまやることにした。

それでなんとか今のところ解決しているようである。再生用の音楽サーバーとしては順調に動作している。音的には当然外部スピーカーを使っているのであるが、なかなか気に入っているのがRoland MA-150UというUSBスピーカー。USB経由でデータを渡しているので、音質がとても良くメインのウィンドウズマシンでも使っている。すでに販売は終わっているのでヤフオクで購入。ニカ家には計2セットのMA-150があることになる。電源を別に取らねばならないのがネックだが、値段も手頃で十分満足の行く音が楽しめているのであった。