ノートスレートという筆記用具?

仕事での打ち合わせ・会議には個人のメモとしてA4のいわゆるクラシカルなキャンパスノートを使用している。過去にもブログに書いたかもしれないが、一冊書き終わる毎に丸ごとスキャンして、テキストでタイトルを入力してきた。約1年続けて、なかなか良いシステムであると自分では思っていたのだが、すべての書類を縮小印刷し、それをノートに貼り付けて一元管理しようとがんばってきたわけである。例の情報は一冊のノートに、というあれである。

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)

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  • 作者: 奥野宣之
  • 出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション
  • 発売日: 2008/03/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一年間実施してみて、やはり処理すべき書類があまりに多く、すべてを印刷し手書きでコメント記入し、それをノートに貼り付け、一度スキャンしたうえで、別途テキストでタイトルとキーワードを入れてゆく、という作業はさすがに辛くなってきた。
そこで、昨年末からやり方を変えてみた。本人としては考え方を変えているつもりではない。つまり、すべての書類を印刷し、それを一元管理する手法である。変えたのは印刷方法なんですね。アナログの紙に印刷するのではなく、PDFファイルとして出力し、そこにタイプライターツールおよび注釈ツールでどんどん書き込みを行い、発生させた順番にファイル名に番号を付け、その後にプロジェクト名やキーワードを入れて保存する、というやりかた。
これであれば、少なくともファイル名でソートできるし、最悪PDF内の文字検索をかければ、ほぼ必要な書類がどこでも探し出せる。わざわざテキストで情報を打ち直す必要もない、ということである。しかし、デジタル化されていない手書きのメモはどうするんだ?これは、いままで通りノートをスキャンする以外は方法がなさそう。事実、そうやっているが、丸ごと一冊のPDF化ではなく、メモが発生する毎にスキャンをかけ、ファイル名をやはり他の文書と区別せずに通し番号をつけてハードディスクに放り込んで行くことにしたら、あら便利。
そこで最近は綴じられたノートではなく、30穴バインダー用のルーズリーフ(5mm方眼がよいですね)を使ってメモをとることにした。これであれば会社のコピー機のスキャナ機能を使っても良いし、帰宅してからスキャンスナップで読みとらせてもよい。なかなか快適なシステムができたわい、と思っていると、次にそのA4リフィルをスマートに保持できるシステムが欲しくなってきた。ネット調査をしてみると、高級感のあるノートパッドの数は少なく、革製品の本格的なものになると、今度は重量があり、携帯性に優れない。何十年も前に買った伊東屋のリーガルパッドフォルダが手元にあったので、今はそれを使っている。これはこれでなかなか良いのですね。さてやっと表題のノートスレートですが、これもネット調査をしているときに見つけた優れもの(この6月発売なので、「らしい」としておきます)。キンドルと同じ電子インクを用い、手書き入力に特化した、いわゆるペンタブレットである。これがあれば、ノートもペンもスキャナもいらない。ちゃっちゃと書いて、SDカード経由でPCに移して行けそうだ。しかも重量が300g程度でお値段も$99という戦略的な価格設定。こういう潔いガジェットは大好きです。発売になったら絶対買っちゃうだろうな。でも紙にラミースイフトでさらさら手書きで文字を載せて行くのも本当は気持ち良いのですけどね。
こんな製品もあったんですね。
プリンストンテクノロジー デジタルインクパッド PTB-DIP1

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