FILCOマジェスタッチ

そもそもなぜ外付けキーボードの購入に至ったか?
通常の業務ではノートPCが支給され、それで仕事をしている。一応出張することの多い人や外出先でもメールを見たり会社のサーバーにアクセスする必要のある人は、これも会社支給のB5モバイルノートPCと通信カードが配られ、24時間いつでも仕事ができる体制をとっている。

なので、通常は少し大きめのA4ノートPCがデスクにあるのであるが、データが2つに分かれるのがいやなので、通常の業務も含めてB5ノート一台で対応している。すこし画面が小さいため、デスクトップの作業領域が狭いが、慣れれば大したことはない。

しかし、である。長時間このモバイルノートでキー入力を行っていると、一つの大きな問題点が浮上してくるのである。それは熱。モバイルノートは小さくて軽い反面、電子部品を小さな筐体に押し込めているため、籠もる熱も半端ないのである。ニカの使っているダイナブックSS RX-1は、ポインティングデバイスの位置と感度を除けば、とてもよくできたマシンであり、日々活用しているのだが、パームレストの真下にハードディスクがあるだろうか?手のひらの下部がじわじわと熱い。

今年は原発事故の影響でエアコンの設定温度が2℃引き上げられることを考えると手のひらの低温やけど対策はまじめに打たないとまずいな、と考えたのだ。となればキーボードを外付けにしてしまっては?と考え、評判の良さそうなキーボードをネット調査してみたところ、このFILCOのマジェスタッチがヒットした。現物を触らずにマン・マシンインターフェースの核となるキーボードを購入(私費です)するのは勇気が必要であったが、かなり評判がよかったのでAMAZONで発注。クレバリー社から翌日にはモノが届いた。まずは家のデスクトップにつなげて現在この文章を新規キーボードで入力中である。

最初は少しまごついたが、今はかなり慣れてきた。メカニカルキーを持つこの入力装置は、思ったより動作音が静であった。昔のマッキントッシュSE/30の時代に付属していたアップルキーボードのタッチが、ニカ的には理想なので、このマジェスタッチはなかなかな近いものがあり、とても気に入った。現在、家ではPFUのHHKBを使っていて、こいつもとても使いやすく満足はしているのだが、ここまでキータッチが良いのであれば、更新しても良いかもしれない。チルスタンドを立ち上げた方がニカ的には使いやすいのではないかとは思います。まあ、当面はオフィスでの使用をメインに使って行き、自宅でのキー入力作業が増えそうであれば、もって帰ってくるか、もう一台買うか、考えて見ましょう。それにしてもキー入力が楽しくなるキーボードですね。