ほぼ一年ぶりの更新

やっと「ニカ家のページ」を更新しました。ほぼ一年ぶりです。なんだかんだと忙しく、取材には行っていたのに、ページ更新が滞っていました。今回は、シゲチャンランド・ハッカ記念館・屯田兵人形・アルパカ牧場と北海道シリーズとなっています。まだ、取材済みの珍スポ、結構あるので、この春休みの間にレポートアップする予定です。

シゲチャンランドの公式ガイドブックはこちら。

もう一つ、病院でみつけた優れもの

入院中はいろいろ気付きがあったが、日常生活でも役立つ(だろう)と思われるグッズがあったので、さっそく購入してみた。入院中は足首の腫れを冷却するのにつかっていた保冷剤であるが、普通の保冷剤ではない。この3Mの保冷剤は冷凍庫で凍らせてもある程度柔軟性を保持しているので、手首足首にくるりと巻き付けられるのである。風邪で熱があるときにデコにのせても良いし、お湯で暖めても使えるらしい。
でも、ニカ家でのこいつの一番の活躍場面は、白ワインの冷却だろうな〜。缶ビールに巻き付けて保冷するのにも適しているな〜。って全然医療用途から離れるている・・。保冷剤としては決して安くはないが、機能として悪くないと思う。興味があればどうぞ。

アンチウイルスソフト

退院そうそう、自宅のウインドウズマシンに入っている「ウイルスバスター」の更新期限が来ているとメールがあったので、更新するつもりで案内されるままトレンドマイクロのページに行ってみた。すると、アンチウイルスソフトに加え、必要も無い保険やサポートも抱き合わせになっているものを強制的に購入させられるようになっている。それ以外選択できないようになっており、ウイルスバスターになんの不満もなかったのだが、この商売のやりかたには非常に腹が立った。よってトレンドマイクロとはおさらばすることに決定。すこしネット検索してみたら、LCⅢユーザ時代にお世話になったノートンの評判がよいようだったので、ダウンロード版を購入。ウィンとマックの双方に入れてみたが、これがなかなか快適。とりあえず一年はノートンセキュリティを使ってみることにした。

だいぶさぼっていました

ほぼ一年ぶりのブログ更新となります。大分さぼってしまいました。
実は、先日やっと家に戻れたところです。2週間強、骨折で入院しておりました。夜中の雪道でわだちに気付かず、足首を思いっきりヒネリ、左足外踝骨折(腓骨の一番下が斜めに折れた)。三年学期末試験があったので、試験終了後入院して、整形外科で手術。現在はボルトで固定されている状態です。抜糸(とはいうものの皮膚用ステイプラ-なので抜針かな?)も終わり、腫れも退いたので退院しました。まだ左足免荷重状態で松葉杖なんですね。この歳になって初めての長期入院ということで、どういうことになるのか心配でしたが、無事退院できました。執刀した主治医の先生、丁寧に説明してくれた麻酔担当の先生、看護師のみなさん、リハビリの理学療法士の先生など色々なかたがたにお世話になりました。感謝しきりです。

丁度春休みの時期でよかったのか、悪かったのか微妙ですが、手術〜入院を経験して、現在の医療がどのように行われて行くのか、費用がどのくらい発生して、保険で賄われるのか、等々、とても勉強になった2週間でした。当然ながら入院中は病院食で禁酒なので肝臓と腎臓にやさしい期間となったんですね。入院といっても足首の手術なので上半身は何ともないので、入院中はこれまでさぼってきた英語、とくにリスニングと単語の整理を中心に復習をやってみた。特に森沢洋介氏の「音読パッケージ」をアタマからdictationしてみた。こんな時間のかかるのは、入院でもしていないとできないなあ、と思いながらひたすら聞いては書き下しの連続。冠詞の聞き漏らしがかなりあったり、動詞の変化を間違えていたり、スペルミスもゾロゾロでたりで、なかなか有意義な入院ライフを送れたのではないかな。

さて、病院の書棚にあった本で久しぶりに手に取った岩波文庫「微生物の狩人」。大分前に読んだはずだが、ほとんど内容を覚えていなかった。医系微生物学を学んだあとで読んでみると、これがとても興味深い。是非お勧めしたい一冊(上下あるので二冊ですが)です。

このほか、スキャンしてあった「もやしもん第一巻」も再読してみた。最初に読んだときは、登場人物のキャラがいまいち好きになれなかったが、再読してみると、なかなか面白いではないか。微生物屋として前職を過ごしたので、出てくる菌名はなじみのものばかりであるが、まったく初めて人にはとっつきにくいかもしれない。一応下記に紹介させてもらう。

生命科学関連

こちらは先に述べました通り、アドバンス生命科学を一回り終わらせたあと、二回り目に入りながら、同じくKALSの「実践生命科学」をスタートさせました。流石にほぼ編入試験問題がそのまま利用されているので、ホネがあります。予習をしないでDVD講義を受けるのはまったく意味がないので、少なくとも自分で問題を解いた後、望ましくは解答をみて周辺を抑えたあとで講義をうけるのが理想です。また講義中に頻繁に参照する要項集は編入試験受験生必携のアイテムといっても過言ではありません。各項目が非常によくまとまっていますし、巻末に挙げられている参考図書が非常に充実しているのでKALSの講義を受けられないかたでも、要項集は手に入れた方がよいと思います。その参考図書に挙げられている、「医学を学ぶための生物学」。

受験中ではありませんが、最近手に入れてざっと内容を確認したところ、これがとてもわかりやすい。受験用につくられているわけでなく医学部一年生用の教科書ですが、編入試験で求められている内容にかなり近いので手元に置いて参照するには良いと思います。要項集の代わりにはなりませんが図や表などもあるので、補完する参考書としては持っていて損はない一冊。
細胞生物学全般では、周りの受験生ではエッセンシャル細胞生物学を使っているかたが多かったのですが、私は大学時代に購入した「細胞の分子生物学(なんと第3版ですが)」を持っていたので、それで十分でした。もっとも、自習で使っていた大学図書館で最新版のMBCをちょこちょこ参照していましたが・・・。どうせ買うならMBCのほうが入学後も使えるのではないでしょうかね。
 

分子生物学を一通り学んでいるなら、すこしレベルの高い「分子生物学講義中継(上・下)」がお勧め。
  
普通の教科書とは違う文体で書かれているので、読みやすいかと思うかもしれませんが、内容はその文体に似つかわしくなく高度なので注意が必要です。まずはPart 0をしっかり読み込むことが先です。Part �は最近手に入れてパラパラめくってみると、これもかなり良さそう。余裕があったらこちらも参考にしてください(あまり余裕のある受験生などいないと思いますが・・)。

神経生理学や内分泌などの参考書として「シンプル生理学」も是非手に入れていただきたい一冊。入学後でも役に立つ、というコメントはまさにその通りです(実際にはもっと分厚い「ギャノング」や「標準生理学」が教科書指定されますが、「シンプル」は本当に要点がコンパクトにまとまっています)。シンプルシリーズでは、「シンプル生化学」もお勧めです。
 

このほか、高校時代および「本来の」受験時には生物を選択していなかったので、高校生物を俯瞰する意味でも「理解しやすい生物」

はお勧めできます。図版が多いしとてもカラフルでわかりやすい。しかもあの発生生物学の大家であられる浅島先生も監修者のひとりであるので安心して使えます。多少版が古くても良いので手元にあると何かと便利です。

参考書ではありませんが、やはり困ったときの「生化学事典」ですね。生命科学の勉強だけでなく英語学習時にもそばに置いて、すこしでも疑問が生じたら、この事典に戻ってくることです。その積み重ねであやふやな知識が少しずつ整理されてきます。次の版では是非電子化して欲しい物です。

以上、生命科学分野で役だったなと実際に感じた図書類を挙げました。これもKALS人気講師である井出先生の言ですが、信頼できる新書類(中公新書ブルーバックスなど)はどんどん読むべし!は全く同感です。問題集や参考書とは違った角度から生命科学分野の知識を強固にしてくれます。次はこういった読み物分野でのお勧め図書を紹介します。

学士編入試験準備のための教材および参考書など・・・

まずは何といってもKALSの教材でしょう。編入合格同期メンバーでも、何らかのかたちでKALSのお世話になったひとが大半。私は邪道ながら前年の編入合格者のかたから通信講座のDVDを譲って頂き、それを中心に受験勉強を組み立てました。具体的には
・アドバンス医学英語
・アドバンス生命科学
を、まず予習。DVD講義を受けて、ざっと復習。とくにアドバンス生命科学はあまり細かい所にこだわらずに一回り目をざっとこなした上で、全体を何度か回す(DVDは最初だけで、どうしても気になったところは再度見直した)ことが重要。
英語は予習が命ですね。実際に指定された時間通りに問題を解き、その後、少し時間をかけて不明単語や構文のチェックを行い、DVD講義を聴く。ひたすらこのくり返しです。もちろん、新規単語は必ずチェックしてリスト化し、空き時間をみつけて頭にたたき込んで行くことが重要。KALSの英単語リストもかなり効率的に編集されているので、最終的には(受験時には)単語集がすべて頭に入っているようにしたいところです。英語は、KALSの「実践医学英語」のテキストとDVDも手元にあったのですが、譲っていただいた合格者の方のアドバイスにより、あまり使いませんでした。やはり、きちんとした全訳が無いと、自習するにはとても不便です。
アドバンス医学英語の他に力を入れたのが、ビジュアル英文解釈

 

これは、私くらいの年齢の方なら、本来の大学受験の時にお世話になったであろう伊藤和夫先生による、おそらく最良の英文解釈参考書でしょう。この二冊を頭からじっくりこなして行くと、最後にはかなりの読解力がつくものと思います。基本的な単語力に自身のない場合は、定番ですが、DUO

をお勧めします。私はあやふやな、もしくは知らない単語のチェック用に重宝しました。こちらも最終的には知らない単語が無いようにすべきものと思います。あとは、記事の内容や読みやすさなどから、日経サイエンスで鍛える科学英語

もお勧めできます。何れにしても、アドバンスとビジュアルでしっかり力をつけたら、あとはどんどん英文を読んで行くようにすればよいでしょう。

最後に辞書ですが、これは使い慣れた「リーダーズ英和辞典」が私にはぴったりでした。

もっとも、紙の辞書は持ってはいましたが、アンドロイド版を購入してからはアナログ辞書を引く回数は大幅に減少しました・・・。

英語中心になってしまいましたが、次は生命科学について振り返ります。

学習用チェアー

昨年末に購入した椅子の話題です。引越前に使っていた椅子の背もたれが壊れ、代替品を物色していたのだが、家具屋などに行くのもこの大雪のなかおっくうなので、ネット調査していみた。すると評判の良いものは十数万円もする。そんなものは貧乏学生にはとても手が出ない。もっと手頃で評判のよいものは?といろいろ探しているうちに辿り着いたのが米国スチールケース社のキャスケードチェア。しかも中古でとてもリーズナブルなものを偶然みつけた。群馬の中古家具専門店であるパートナーさん。
肘当ては必要ないし、ふんぞり返ってリラックスするために使うわけではないので、オフィスでの会議用に作られたこの椅子はぴったりではないかと電話をいれてみた。本来なら現物をみて納得した方にしか販売しない、というところをなんとかお願いして旭川まで送ってもらい使い始めたのだが、これが大正解。終日自宅での試験勉強(ほぼ18時間くらい)を連日続けても尻が痛くなるようなことはなかった。もちろん中古なのでそれなりの使用感はあるが、見た目はまったく気にしない。なんといってもこの値段でこの座り心地なのである。さきほどウェブをチェックしたら、まだ広告があったので在庫が残っているかもしれない。気になる方はお早めに。

スチールケールといえば「リープ」が有名ですね。